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尾鷲市九鬼町。歴史ある漁村のトンガ坂を登ると
斜面に張り付くように家々の立ち並ぶ、海山の漁村の風景。
港に面した郵便局の隣、細い路地は、すぐに急な坂になる。
この坂の名は「トンガ坂」と言う。
九鬼町の方言で、「トンガ」とは「大風呂敷を広げる」という意味なのだという。
石畳のこの坂を登っていくと、
おや、どうもお店をやっているようだぞ、
という古民家が現れる。トンガ坂文庫さんだ。
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ゆるやかにご縁を重ねて。読書会の様子は『二弐に2(にににに)』に収録
トンガ坂文庫の豊田さん、本澤さんと、私たちらくだ舎はこれまでゆるやかに、やりとりを重ねてきた。
私(貴子)は移住する一年前、
移住後の暮らしを考えようと通っていたローカル関連の講座のフィールドワークとして九鬼町を訪れ、
豊田さん(当時は地域おこし協力隊の任期中)にお話を聞いている。
その時ボランティアスタッフ歓迎との話を聞き、九鬼の隣町での寒ぶり祭りに再訪もした。
どうもその時、本澤さんとすでにエンカウントしていたようだ。お互いに全く覚えていないのだけれど。
はっきりとした出会いは、私たちがらくだ舎という場を持って、本屋としての体裁も整ってきた時、
おふたりが訪問してくださったことに始まる。
同じように協力隊という入り方をして、任期後に本屋を営む選択をした、という点で、
豊田さんと夫の智史には共通点がある。任期の期間もほぼ同じだったはずだ。
その後、私たちもお店を訪問し、お誘いいただいた熊野古道一箱古本市に何度か参加した。
そして、智史が出版する本に収録する目論見を持ちつつ、「読書会」を呼びかけた。
トンガ坂文庫さんと、新宮のYourth Liberary えんがわの並河さん、未央さんと、私たちをベースとした会だ。
その様子は、第4回を切り取る形で、書籍『二弐に2(にににに)』に 辺境から考える「脱成長」として収録している。
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出版イベント、11月26日。丸っと一日の読書体験
私たちは、出版した『ニ弐に2』を携えて、全国各地に出かけて行きたいと思っている。
人に出会って、対話して、驚いたり、喜んだりしながら、できるだけこの本を手渡していきたいと考えている。
今、いくつかの面識のある本屋さん、居場所を運営する皆さんに連絡を取り始めているのだが、
まずその最初の機会を、トンガ坂文庫さんにいただくことに決定した。
以下、そのイベントのお知らせする。
「らくだ舎と日曜日を漁村で」
11月26日(日)11:00〜19:00
場所:尾鷲市九鬼町 喫茶店「網干場(あばば)」〜「トンガ坂文庫」周辺
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11:00〜17:00 トンガ坂文庫 営業
11:00〜17:00 読書喫茶らくだ舎 in 網干場 営業
17:30〜19:00 トンガ坂文庫×らくだ舎 トークイベント「ニ弐に2ができるまで」
・当日までに『ニ弐に2(にににに)』を購入いただいた方に
「読書喫茶らくだ舎」を読書ラウンジとして提供します
・トークイベントは『ニ弐に2』購入の方を対象に、購入者+1名まで参加無料でご参加いただけます
読書喫茶らくだ舎の食事メニュー、トークイベントは事前に以下よりご予約ください。
らくだ舎と日曜日を漁村で ご予約フォーム https://forms.gle/mxiibsY43KPy4czy8
九鬼町の喫茶スペース網干場に「読書喫茶らくだ舎」が出店します。
そこは『ニ弐に2』を読むための喫茶店。
と言いつつ、すでに読了されている方もいるでしょうし、関連本や他の本を読んでいただくのも歓迎です。
読書喫茶らくだ舎では、
・書籍『ニ弐に2』と関連するさまざまな本の販売
・『ニ弐に2』特別フードメニューの提供(一部要予約)
・らくだ舎オリジナルブレンドや、色川のお茶などの飲み物を提供
といったことをする予定です。
色川の有機野菜、『ニ弐に2』にも登場する山のハム工房「ゴーバル」のハム・ソーセージ、
かつて色川に住んでいた友人が働く、長野・上田市の天然酵母パンルヴァンのパンを使って、
何かランチを提供したいなと思っています。
それらをお昼に楽しんでもらいつつ、らくだ舎のオリジナルブレンドを飲みつつ、
ゆったり、じっくりと、『ニ弐に2』を読んでいただけるように。
オープンと同時に来店いただいて、一日かけて読書を楽しんでもらうもよし。
気分転換に、トンガ坂文庫までぶらぶら散歩して、
本を探したり、トンガ坂文庫さんとお話をしたり・・・
少しいったところにあるトンガ林(整備中)も読書ラウンジとして開放できるかもしれません。
トークイベントに向けて、夕方に訪れていただくもよし。
お茶やコーヒーとともに、パラパラと読んでいただいて、
トークが始まるのをお待ちいただいても良いかと思います。
17:30からは、そのまま網干場を会場に、トンガ坂文庫さんとらくだ舎でトークイベントを行います。
『ニ弐に2』ができるまでの経緯や、寄稿者の方々についてなど、お話します。
参加者の皆さんからのご質問にもお答えします。トークイベント、というとなんだか大仰ですが、
小さな交流会のような場にできたらいいなと思っています。
ご予約はこちらからお願いします。
https://forms.gle/mxiibsY43KPy4czy8